パイプカットの術前検査は特別なことをするのか

パイプカットは精子が睾丸から精液の中に送られるのを防ぐためのものであり、男性機能を維持しつつ避妊をすることができる手術になります。
カットという名はついていますが実際は精管を縛る方法であり、精液は出てきます。
睾丸自体には影響を与えずしっかりと男性ホルモンも放出されるので、手術を受けたとしても性欲が落ちることなく、通常通りの生活をうけることが可能です。
パイプカットは30分ほどで終わりますが、手術には変わりはないので、術前にはパートナーの同意が必要となります。
これはパイプカットをしてしまうと妊娠できない可能性があるためであり、しっかりとした家族計画が必要となるからです。
このようなことから条件に30歳以上の人が該当となるクリニックが多いです。
手術前検査では問診や触診を経て感染症の有無を確認するために血液検査を行います。全身麻酔ではなく局所麻酔となるのでリスクは低いですが、手術をする3時間前からは経口での摂取は控えなくてはなりません。
ですが、術前検査では特別なことは行うことはなく手術前から治療後までの時間も短いです。

ハウツー

パイプカットの手術の流れは

パートナーの同意を得て、血液を採取し性感染症に感染していないことがわかると、パイプカットの手術になります。
手術前の剃毛は自分で行わなくてはなりませんが、できにくい陰嚢部分は病院にて剃毛をし、消毒を行います。
その後麻酔となりますが、この麻酔は局所麻酔のため痛みは少なく、少し針で刺したような痛みがあるだけです。
麻酔が効いてきたのを確認した後に陰嚢を8mmほど切開をし、精管だけを引き出して切断をして糸でしばり、戻して切開した部分を縫い合わせて完了です。
精管を縛った糸は次第に吸収されていくので、改めて抜く必要はありません。
運動は手術を終えてから3日ほどは控える必要があり、さらに翌日であればシャワーも可能になります。
パイプカットは比較的簡単な手術であり術前検査も性感染症に関することが主になります。
手術ではあるので同意書などは必要となりますが、特別なことは行いません。手術後の検査が大切になります。

まとめ

パイプカットの術前検査は主に性感染症に感染していないかを確認する血液検査となります。
パイプカットをした後、再び子供をほしいと考えたとしても完全に精子が出るとは限らないので、事前にパートナーの同意が必要です。
このようなことから30歳以上の人、子供がすでにいる人に行われるのが一般的であり、独身の人に行われることはほぼありません。
麻酔も局所であるので体に負担を与えることは少ないですが、リスクも考えられるため、局所麻酔に関しての同意書にも記名をします。

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